読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自由帳

軍事系の話題について書いていきます。

護衛艦「いずも」、南シナ海へ

今年の5月から約3ヵ月間、護衛艦「いずも」が南シナ海、インド洋に派遣されるそうです。

f:id:Thermiteeeee:20170314211307j:image

とても変わった形で大きなこの艦艇については次回書かせていただきます。

今回は南シナ海の情勢と派遣の目的を書いていきたいと思います。

中国の海洋進出

まず地図をどうぞ。f:id:Thermiteeeee:20170314215457p:image

近年、中国は海洋進出を進めており、南シナ海に埋め立てした人工島を造成し、そこに軍の基地あらゆる軍用機が離発着可能な約3000mの滑走路大型艦艇が接岸可能な港湾施設、最近ではミサイルの発射施設を建設しています。最初はリゾート地の建設とか何とか…

 

ここで少し交易の話をさせていただきます。

日本や東南アジア諸国は「シーレーン(海上輸送交通路)ちょっと違うけどシルクロードみたいなものを通じて、原油液化天然ガスサウジアラビアなどの中東諸国からタンカーで輸送しています。

ルートはインド洋を横断し、南シナ海を抜けて太平洋に出るという、交易上とても重要で特にアジア諸国にとっては最短路です。

しかし南シナ海では中国、フィリピンなどが領有権を争い、先ほど書いたように軍用施設も建設しています。

事態が悪化するとシーレーンは大打撃を受け、日本の経済にも影響が生じます。

 

ここで黙っている訳にはいかないですよね?

そこで日本は中国と領有権を争っているフィリピン、ベトナムなどの軍へ技術指導などの協力をしてきました。

米軍は以前から日本など東アジア担当の第7艦隊指揮の下、「航行の自由作戦」を展開し、中国の例の人工島から12海里(約22km)内に艦艇を派遣ていましたが、4回目の作戦はアメリカ本土太平洋側を担当している第3艦隊指揮の下で展開しました。本土から艦隊持ってくるとかやっぱアメリカさんはすげぇよ…

ちなみに日付変更線から東西で、第7艦隊と第3艦隊に分けられるそうです。

 

なぜ派遣されるの

派遣される理由はいくつかあります。

以前から米国、インドの海軍が西太平洋で行ってきた合同演習「マラバール」に日本も参加。

その他にも米海軍との共同訓練、インドネシア、フィリピン、スリランカへの寄港、そして麻薬犯罪の容疑者約2000人を殺害で有名なインドネシアドゥテルテ大統領の艦上招待も検討されているそうです。

ちなみに安倍首相と会談した際には「ときが来たときには日本の側に立つ、安心してほしい」と言ったそうで、よろしくお願いします。

 

今回の長期間派遣を通じて、海上自衛隊の主力艦艇である「いずも」の戦力向上をメインに、トランプ大統領になってからの米軍との協力を見せたいのかもしれません。

 

以上です。

次回はその護衛艦「いずも」について書きたいと思います。